すこやか通信-2024年10月号-

「街を作る」

 人生には節目があって、それは人から教えてもらったことに感化したとき、自分で思いついたとき、使命感にかられたとき、誰かに頼られたとき、などなどたくさんあると思います。そのなかで「これは、これだけは」というものが、自分のなかで「世のため、人のためになる」「現代の社会では正義の範疇にはいる」という基準を私は自分のなかで作っているので、決めたらやりぬく、ということが大事だと思って行動するようにしています。 

 いい街ってどんなでしょう?私は医療介護の世界では、「子供を産む状況が整っている」「若い人が働け、生活が安定し、スキルアップができる」「年をとっても安心して暮らせる」の3点ではないか、と思っています。クリニックや介護施設では、街づくりには3点目に寄与できます。その上で2点目についても強く関与していけるような街がいいと感じます。

 昨年4月から今年の7月までに自分自身においては、45歳を越していましたが、自分自身のスキルを高めることができました。今年は違うことを始める準備をしています。色々なことを同時進行しながら、たくさんのことを勉強・研鑽していますが、その一つの結果として、執筆依頼をうけた心臓リハビリテーションの本が医学出版社から世に出ます。

 「街作り」に関しては、個人でも寄与できることです。ただ規模が大きくなると一人でできる範囲が少なく、基幹病院との連携や、他科クリニックとの連携も必要です。何より医療法人・社会福祉法人のみんなが同じ方向を向いて取り組むことが重要だと思います。
 私個人の目標ですが、今後の世界中で求められることを考え、実行していく行動力が必要と思う次第です。

一宮きずなクリニック
院長 福田 大和