「ユニットケア」とは、自宅に近い環境の介護施設において、他の入居者や介護スタッフと共同生活をしながら、入居者一人ひとりの個性や生活リズムに応じて暮らしていけるようにサポートする介護手法のことを指します。
ユニットケアは、暮らしの継続を目指します。そのためには、目標とする理念を掲げ、理念に沿った実践をするために体制(フォーム)を作り、住まいとなる環境(ハード)を整え、入居者に自分らしい暮らし(ソフト)を送ってもらい、365日24時間絶え間ないケアの展開にチーム(システム)を作る必要があります。
理念(目指すところ)=暮らしの継続
小人数ケア体制(フォーム)
・10人のグループ、職員を固定配置したケア(なじみの関係)
・入居者それぞれの24時間の暮らしぶりをよく知る
入居者が自分の住まいと思える環境(ハード)
キッチン・リビング・トイレ・浴室・洗面所等が分散配置された暮らしの場と、地域を感じられる場を作る
今までの暮らしを続けられる暮らし(ソフト)
今までと変わらず、自由に飲んだり食べたり、炊き立てのご飯を食べて、ゆっくり楽しく入浴するなどの暮らしを作る
24時間の暮らしを保証する仕組み
・他職種との連携。情報共有の仕組み
・記録、会議、ミーティング
秋葉都子著 24Hシートの作り方・使い方(中央法規出版) 施設運営の4つのポイントより
ユニット型特別養護老人ホーム 絆の広場は、基準省令第47条第2項に規定するユニットリーダー研修実施研修施設です。