すこやか通信-2025年2月号-

2025年4月に大阪で開催される、日本内科学会の全国学術集会

 上記の医学生、研修医、専攻医(医師3-5年目)に対する、「内科の素晴らしさ」の講演依頼があり、受諾しました。全国からこの講演のイベントは12人が選出されており、四国からは私一人であり、それ以上に全国学会の講演依頼は大変な名誉なことです。11月に依頼があり、すでに題名、抄録(どんなことを話すのかをプログラムに載せる内容です)、実際に使うスライドをもう用意しています。
 どなたかが推薦してくれたのだと思います。感謝するとともに、全力で魅力ある講演をしたいと思っています。

 医師の世界では私が医師になった時点では、「自分の価値を高めるための努力をしないといけない」という考えが浸透していたと思います。私は医師4年目で医療のスキルを身につけるための「環境」選びと、「献身性が大事」と考えていました。上司に言われるがまま派遣される病院ではなく、希望を伝える、ということです。そのためには、人がやりたくない仕事をしなくては希望も通りにくいし(最近はそうでもない)、医療のスキルは確実に献身的な医療をしないと、循環器内科の私に、外科や放射線科を含めた他科のスキルを教えてもらえないからです。

 最後に、一つ自分の得意分野を作ることも必要です。どの仕事でも、give and takeが必須です。得意分野を身につけ、教えてもらうだけのtakerではなく、教えてもらう方の手助けをすることがお互いのためになるからです。

一宮きずなクリニック
院長 福田 大和