すこやか通信-2024年7月号-

そうめんの豆知識

 じめじめと降り続く6月の雨。朝刊の記事に誘われて、妻と一緒に春野のあじさい神社(六条八幡宮)に訪れた。七色のあじさいが、雨の雫に濡れて輝き、それは趣のあるものであった。まるでブーケが一面に飾られたようであった。今まで見たこともない見事なあじさい公園だ。皆さんご存じと思うが、もしも知らない人がいたら、来年の梅雨時には是非行ってもらいたい。ただちょっと湿った山道のようで、革靴の私は何度も転げそうになった。足が弱ったのか、次回はゴルフシューズでも履いて訪れようと思う。
 とは言え、梅雨は人を憂鬱にさせる。スポーツも雨では楽しさ半減、しかも蒸し暑い。カラット晴れ上がった7月になったことに期待したい。

 7月は、催し物が多い月だ。代表はやはり七夕であろう。織姫と彦星の出会いを祝うのは、今どきの若者も一緒だろう。天の川に引き離された二人が年に一度会えるのはドラマチックなものである。思いを短冊に書いて祈る、7月が文月と呼ばれるゆえんである。
 暑さを忘れさせてくれる「そうめん」も7月の楽しみの一つだ。7月7日は「そうめんの日」です。今日はそうめんの豆知識をご紹介する。

 「そうめん」と「冷や麦」。「そうめん」と「うどん」の違いをご存じか? 乾麺であれば、直径1.3mm未満がそうめん。1.3~1.7mmが冷や麦と定められているそうだ。半田そうめんは1.3mm~1.7mm。そうめんなのか? そうめんとうどんの違いは製造法だ。小麦粉を塩水でこねて油を塗りながら手で細かく延ばす麺がそうめん。平らな板と綿棒を使って生地を薄く延ばし、刃物で切る面がうどんとなる。常識の様だが初めて知った。
 では、「流しそうめん」と「そうめん流し」はどう違う? 流しそうめんの発祥地は大分県。湯がいたそうめんを竹に入れた冷水にさらして食べていたことに始まる。それをヒントに竹を使って野外で流すのが流しそうめんになった。大分県竹田市でこの6月21日竹どい431.76mの流しそうめんが行われたのがギネスブックに載りました。
 そうめん流しの発症は鹿児島県。家庭用テーブルの上でぐるぐる廻る機械を使うのがそうめん流しです。九州がそうめんの本場という事になります。

 私事ですが、そうめんの美味しい食べ方。これは、譲れません。「すだち」です。すだちを絞るのではなく、皮を削って振りかけるのです。風味が違いますのでお試しあれ。ちなみに、日本で一番高いそうめんは播州地区手延べ麺=イトメンで1束500円です。お中元はまだ受け付けております。

 流しそうめんは大勢で食べたいですね。