福田理事長のすこやか通信-2021年1月号-年頭所感

明けましておめでとうございます。日頃からの当会に対するご支援に対し厚く御礼申し上げます。

新年にあたり、皆様にご挨拶申し上げます。

2020年は世界全体で個の活動が制限された年でした。新型コロナウイルスによって移動・集会・営業の自由が奪われ、制約の中での行動を余儀なくされました。そして、不安と恐怖に満ちた沢山のニュースが視界に飛び込み、人々を精神的にも拘束してきました。おそらく、第二次世界戦争以来の状況であったと思われます。

しかし、この中で私たちは多くの事を学び、今後どうすべきかを考えさせられました。私自身が実感したことは、今までは不況になると、県や大企業に支援金が回っていたと思うのですが、今回は、各人・小規模な営業者に直接お金が支払われたことです。

公的資金の投入には、グローバルな会社を助ければ、関連企業またその社員にも給与という形で反映されると考えがありました。今回の事で、大企業を援助することは困難な事がうかがわれます。

例えば、一つの製品(自動車や電機製品)を作るのにも部品は海外に依存しており、一か所でも駄目になれば、完成できないからです。今後は企業も、同じものを多数の地域に依頼し、会社自体をコンパクトにしていく必要があるようです。

私たちの運営においても同様であり、地域の対象範囲もあまり拡げず、関係各位が強い協力体制をとっていく事が必要です。具体的なことは早急に検討するつもりです。

圧倒的にネガティブな情報が飛び交う中で、まだまだ、私たちが関与できるポジティブな内容は少ないことを痛感させられたのが2020年でした。一方、この中で私たちに出来る貢献の仕方について手ごたえを感じることも出来ました。

医療・介護・福祉といった部門が社会にとっていかに重要か、価値のあるものかを再認識しモチベーションが上がります。この分野で働きたいという方も必ず増えてくると思います。

もう一つは今後失業・転職の数が増えることです。職業を選ぶ場合、専門的な技術や資格が必要になります。ところが、介護の分野では入職して、働きながらスキルアップしていく事が可能です。職場を選べば、自分の好きな時間に働くことも出来ます。社会に貢献でき、モチベーションも上がる。大変なうえに賃金が安いという負のイメージを付けられているが、実際は違う。いいところをしっかりアピールしていくべきだと思います。勿論、収入アップもしていくつもりです。働く人に希望が出来るはずです。

私たちには、高知市北部の医療介護の役に立つというミッションがあります。不透明な時代だからこそ、よく考え、グループ全体が一丸となって結束を固める一年にしたいと思います。皆様にも、今後と変わらぬご支援をお願いいたします。

最後になりましたが、今年が皆様にとってすこやかな喜びと笑顔に絶えない事を祈願いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。