ノーリフティング推進チームの活動紹介

あざみの里は、平成28年度高知県福祉・介護就労環境改善事業においてノーリフティング先進施設に認定されました。

ノーリフティングケア推進チームを結成し、各部署に分かれて活動を行っています。月1回の定例会を開催し、現状の課題や目標等を報告し、検討しています。

ここでは各部署がどのような活動を行っているのか、紹介していきます。

第1回目は技術教育チームをご紹介します

高知県主催の高知県福祉・介護就労環境改善事業ノーリフティングケア人材養成講座において、技術教育リーダー養成講座を受講した職員を中心としたメンバーが在籍しています。

入職時からノーリフティングケアへの理解を深め、正しい身体の使い方、リフトやスライディングボード・シート等、器具の使い方等を習得できるよう、職員教育を行っています。キャリアラダー制度を採り入れ、レベル1~5で評価し、レベル1を取得してからケアに入る決まりとしています。

職員は2人1組のバディを組んで認定を受けることで、お互いに身体で感じながら勉強することができます。

認定を受けるまでには、技術教育メンバーが作成したDVDで各自勉強をしてから臨みます。 

認定後は1年ごとの更新制にしており、介助中に自己流の使い方になっていないか等のチェックも行っています。

キャリアラダー       

技術教育メンバー紹介

技術統括リーダー
介護リーダー:田所佐理

 介護職に就き15年以上が経ちましたが、ノーリフティングケアに出会い、意識(働き方や身体の使い方など)が大きく変わったと実感しています。
 ノーリフティングケアはノーリフティングケアは利用者・職員双方にとって安全で安心なケアです。
 ご利用者の生活・心身を守ることは前提として、職員1人1人が大事な身体を壊すことなく働き続ける為にも、職員全員がノーリフティングケアを理解し、技術を身につけ、日常のケアで実践していけるよう取り組んでいきます。

サブリーダー
機能訓練指導員:今井伸次

ご利用者一人一人にあった介助方法と、腰痛の予防・軽減が出来る介助方法を提案していきます!

1階リーダー
ユニットリーダー:尾崎政則

「持ち上げ、抱え上げ、引きずり」を行わず、利用者・職員双方に負担の少ない介護技術を伝え、正しいケアを行い、安心して長く働ける職場を目指しご利用者の満足度、サービスの質の向上に取り組んでいます。
 サービスの質を向上させる為にキャリアラダーを導入して取り組んでいます。一度取って終わりではなく一年に一回、再確認の試験も行いつつ新しい技術も取り入れて行き、より良いケアが提供できるよう日々奮闘しています。

2階リーダー
ユニットリーダー:井上直紀

ご利用者に合った介助方法を職員に教えていき、技術向上を目指していきたいと思います。

3階リーダー
ユニットリーダー:戸田熙

今年から推進メンバーとして参加するので先輩職員に一日でも早く追いつけるよう頑張り、ご利用者にも職員全員がより良いケアを提供できるよう頑張ります。

新人職員の声

 今まで経験した事がない介助方法(用具)だったので、大変さも覚悟しましたが、教わった事を会得すれば楽しく仕事をしていけそうな期待感を持ちました。
 きちんと使いこなせるようになれば介助する側もされる側にも良い事だと思いました。

入職1年目 介護職員 秋友佐紀

 身体の使い方を理解する事により、腰痛予防となり長い期間介護職として働く事が出来そうだと感じました。
 ご利用者にも安全で安心な介護を提供できるので、やりがいを持って業務に取り組む事が出来ます。

入職1年目 介護職員 鎌倉舞

女性職員の声

私が一番お世話になっているのが、吊り上げリフトです。妊娠を機にリフトを使用しての介助がメインになってからは、お腹にも負担が少ないと感じており、今までと変わらず仕事ができています。離床・臥床介助は一日に何度も行うため、とても助かっています。

入職2年目 介護職員 筒井愛珠

リフトを使用するようになって、特に身体の大きな方の移乗をする時に負担が減ったと感じています。
産休・育休を経て1年以上ブランクがありましたが、比較的スムーズに仕事復帰でき、肉体的にも楽に感じ家庭との両立ができています。
ご利用者にとっても抱えられるより安心だと思いますし、移乗時の事故(ヒヤリ)が減ったように思います。

入職15年目 介護職員 池畠真美

技術教育の活動

技術教育メンバーの抱負

今後も、利用者・職員双方に優しいケアの実現の為、チーム一丸となって頑張っていきます!!