福田理事長のすこやか通信-2019年6月号-

インドネシア視察(その2)

 インドネシア4日目はバリ島の夜明け。朝6時、日の出を浴びた。目の前にアヒルの集団と1匹のイグアナが散歩を始めている。小枝にはリスも微笑んでいる。私もビーチに出てみた。小麦色の細やかな砂の上にポツンと白いブランコ。早速飛び乗りバリの潮風を全身に吸い込んだ。癒されて若返る、リセットされた感じだ。さぁ今日も一日を楽しむぞ!!

 午前中は老人ホームの見学だ。老人ホームというより救護施設というイメージであった。身寄りのない老人をお世話している施設だ。インドネシアの平均年齢が28歳ということから60歳以上の方が入居されていて、意外と若い方が多い。

 感心したことは既にユニットケアが出来ていること、介護に興味のある人が多く、ボランティアの多いこと、みんなが笑顔であったことだ。

ここでは壷井先生が教わっていた「オムスアスティアストゥ」という挨拶を使ってみた。「お早うございます」を格別に丁寧に言う言葉だそうだ。胸の前で手を合わせて言うとびっくりしたのか目を丸くした。そして大喜びで「サマサマ」と答える。一挙に仲良くなり手を握ってくれるのだ。
 勿論、こんにちはという言葉なのだが、「一日中、変わることなく神に感謝」という意味をもっているらしい。お陰さまでつっけんどんだったご利用者の人達は、すうかり打ち解けてくれて有効な一日を過ごすことが出来た。
 特に竹細工を作っているご老人には驚いた。魔法の言葉を使うと、目を細めて私の手を両手で強く握り、ゆっくりした口調で凄く幸せそうに語ったのだ。いつも話さない人が喋ったので周りの人はかなり驚いた様子だ。壷井先生サマサマ。「有難う」は「テリマカシィ」!!

 ここで、最後にご利用者の言った言葉が耳にこびりついている。「豊かな心が一番ねぇ」見習っていきたいものだ。

 午後は「ウルワトゥ寺院」にバリダンス(ケチャックダンス)を見に行った。ケチャックダンスは幼い頃からみんなが踊れるように練習している伝統的な踊りである。寺院では、残念ながら大変な人だかりで踊りは見ることができなかったが、絶壁の上に建つお寺と、海に沈もうとする夕陽の共演はそれはそれは見事な様だった。

 記念に岩壁の上の寺院に登ったとき、事件が起きた。まさに頂上に到達しようとした西洋人のお嬢ちゃん、おサルさんにスリッパを取られてしまった。あっという間に猿は木の上に上ってしまいお嬢ちゃんは泣くばかり。そのときだ。スーパーヒーロが現れた。年の頃なら80才。ビニール袋に入ったパンを空高く投げたのだ。パンに飛び付く猿、一瞬、スリッパを離した。ご老人はスリッパを拾うと、静かに優しく女の子に渡した。抜群のカッコ良さ。私は手を叩いて喝采した。感動!!ダンスは見えなかったけどそれ以上の喜びに出会えたことに感激だ。

  ホテルに帰って、大いに盛り上がって飲みすぎたことは言うまでもない。

インドネシア5日目

  ついにやって来た。ひどい下痢だ。実は、バリに着いてから他の人は次々と激しい下痢に襲われていたのだが、私一人免れていたのだ。クーラー、香辛料、ストレス、食あたり?どれも怪しいが原因不明。
  とりあえず断食、水のみで乗り切ってみる。不注意に屁をすれば出てしまいそうだし、大声で笑うのも危ない。今日は自重しなくてはならない。

午前9時、ハイアットホテルに別れを告げて買い物をした後空港に向かう。 マーケットで幾つかの絵画とお土産をゲットした。
  バリからジャカルタに飛ぶ飛行機が1時間遅れた。ガルーダ航空は良いと言われているがANAの出発は1時間後、1時間前にはチェックインしなくてはならないのに、手荷物はまだまだ運び込まれる気配もない。とにかくANAに連絡をし、事情を話したうえで一人がパスポートを持ってチェックインに走った。なんとかチェックインはできたもののこのままでは搭乗出来ない。私たちは荷物を振り捨てて帰りの途に就いた。

 帰って調べてみると、下痢の原因は食中毒だった。みんなよく我慢したなぁと感心した。おっと危ない、では失礼。個室に座る。

追記
外国人雇用にあたり、日本では現在、EPA、在留資格をもつ外国人、技能実習生、特定技能実習生の4つの制度があり、外国人受け入れもすすんできている中、外国人労働者に関する意見も様々です。調査の中では、介護現場で働く外国人が勉強熱心で優秀であり、貴重な戦力であるという報告が多く出ています。当会としても今後、外国人雇用を検討していく予定です。