福田理事長のすこやか通信-2020年1月号-

年頭所感

 明けましておめでとうございます。今年は元旦から晴天に恵まれ各地から初日の出の画像を沢山頂きました。

 皆様におかれましても健やかな新年を迎えられたとお喜び申し上げます。

 昨年は世界中が災害にみまわれ大変な年でありました。そのような中、救護施設「誠和園」を開設出来ましたことはこの上なく光栄であり、皆様に心より感謝いたします。

 今、日本は超高齢者時代のまっただ中にあり、来る2025年問題(団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者となる)に直面いたしております。政府としても、なんとか健康寿命を延ばそうといろいろな手を打っているようです。

 そんな中、要介護者の原因疾患を改めて調べてみると、3分の1は廃用症候群および認知症、3分の一は脳梗塞と心筋梗塞という循環器疾患でありました。血管の病気は予防することや早期に対応することで、健康な生活を営めるということは解っています。そこで昨年12月より国は「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心筋梗塞その他の循環器病に関わる対策に関する基本法」なるものを発行しております。簡単に言えば、行政は循環器病の予防が出来、たとえ病気になってもいち早く対応できるシステムを作らなくてはならない、国民各々は喫煙、食生活、運動その他の生活習慣を改善し循環器疾患の予防を行わなくてはならないということであります。今や病気の人よりも病気になる前の人をどうして守るかに厚労省は力を入れているのです。予防は治療に勝るという時代がやってきています。自分の身は自分で守らなくてはと改めて自覚しております。

 さて、今年は一大イベント、オリンピックがあり、うきうきとする高揚を隠せません。ねずみ年は景気も良くなるということで期待が高まります。

 しかし、一方で、私たちは、世の中の出来事に影響を受けることなく自分たちの使命を果たすことこそ重要であると考えております。地域包括ケア、共生社会とはひとりぼっちを作らない社会といえます。誰かと一緒に食事をし、誰かと一緒に笑い合える暮らしを提供していくことこそ私たちの使命であります。

 野球ならどのイニングも、ゴルフならどのホールも他のそれと変わらず重要なものです。令和2年の366日、おろそかに出来る日は一日もありません。スタッフの皆様、関係各位の皆様と大切に歩んでいく覚悟でございます。

 今年も変わらぬご支援・ご協力をお願い申し上げます。

 最後になりましたが、皆様のご健康とますますのご発展を祈念致しまして、私の年頭所感と致します。